座右の銘

無道人之短
(ひとのたんをいうことなかれ)
無説己之長
(おのれのちょうをとくことなかれ)

この漢詩は「崔子玉座右銘(さいしぎょくざゆうめい)」の冒頭の対句で、筆字は弘法大師と伝わります。当山ではその複製掛け軸を蔵します(写真)。

お大師様は自ら書写したこの詩文をまさしく「座右の銘」として身近に置き繰り返し読んでいたことが想像されます。

【ひとの短所を言うな 自分の長所を述べるな】(住職意訳)

動じないこころを常にもち続ける不動尊憤怒の誓願が重なります。
あの日から12年、13回忌。合掌