納め不動

今日は一年間のご加護に感謝する日。
お餅もつきあがり、
お飾り(御幣束おへいそく)も朝からお祀りいたしました。
写真はお滝不動尊36童子に祀った水神さまの御幣束です。

「ありのままに自分の心を知るべし」
(如実知自心)
この機会にあらためて、
静かな時間をお過ごしいただき、
お不動さまご利益のもと、
お健やかなお正月をお迎えくださいますよう
祈念いたします。

大根と気球

11月23日、お聖天さま大祭を厳修。
沢山の二股大根とお酒がお供えされました。
縁を結び運を開くご利益がある神様。
願いごとは成就するまで秘密にします。

11月27日朝、馬頭観音堂の上空、気球と雁。住職撮影。

まだまだ困難な状況がつづいています。
まずは、自身の気持ちをおちつかせること(自浄其意)。
みな様の息災を祈念しております。

お薬師さま

10月お不動様ご縁日、お薬師様への巡拝結縁をいただきました。

東日本大震災受難供養のため開創された
「みちのく巡礼」宮城第九番札所に当山薬師如来が指定されております。

祭祀されている仏様は地域最古の仏像で
永正5年(1508)大楠清助澄胤作と記銘されております。

震災供養並びに感染症早期終息を重ねて祈念しております。

御仏供おぶっく

9月ご縁日、ご宝前に新米のお仏飯(ぶっぱん)をお供えすることができました。
近隣の農家が丹精した「ひとめぼれ」です。
本日の縁日大護摩では収穫の慶びと感謝を表白文にそえ、あわせて、みなさまの息災安穏を祈念申し上げました。

杉の木のような形に盛ったご飯は、杉仏供(すぎぶっく)といいます。

カルラの子

当山には、お不動様のお使いとされる
霊鳥カルラ(迦楼羅)が飼育されております。
お盆の朝、元気なヒナが孵(かえ)りました。

お不動様の大火炎は、
カルラ鳥が両翼を広げた姿。
あらゆる魔物を食べ尽くし、
大宇宙を飛びまわっております。

今年は感染症対策のため
例年の少年山伏柴燈護摩を中止。
16日朝6時、盆火祭(ぼんとさい)として
御霊の安寧と疾病退散を祈念いたしました。

皆様には、時下、気を抜かず、しっかりと、
お過ごしくださいますようお願い致します。

お香

お不動さま御前にお香をお供えしています。
7月のご縁日。
雨がつづいて堂内が湿っぽいので、今朝は白檀(びゃくだん)をお供えしました。

すっきりしたさわやかな薫りがたちのぼります。
お香は精進(しょうじん)を表します。
精進は勇気をもって目標に進んでゆく修行。
いまだ困難な状況がつづいておりますが、ご自愛専一にお過ごし頂きますように。 みな様のご健勝を祈念しております。

大般若十六善神

疾病退散を祈念し、お不動様ご宝前に、
大般若経並びに釈迦三尊十六善神掛軸を祀り、
大般若経転読付き大護摩供を修行しております。
ご参詣の皆様にはマスク着用いただき、
声をださず、気持ちの中でご真言をお唱えいただいております。
いまだ予断をゆるさない状況ですが、
だからこそ、般若の智慧が説かれる
大般若経の功徳があります。

かさまつ

境内の笠松(かさまつ)を支える竹を新調しました。
当山では、この松の葉を帽子にさしておくと、日射病予防になると伝わっています。
困難な状況が続いています。
皆様の無魔息災と、神仏のご加護を重ねて祈念しております。

田おこし

4月末「田おこし」がはじまります。
田んぼの土のなかから悪い虫がでてきて病気がはやる。
そのお祓いで「大般若」の祈祷をすると師から伝わっております。
本年は縁日護摩と併せて修行しました。
神仏ご加護のもと、各位、ご自愛専一に、お過ごしください。

▲寺の北、栗駒山をのぞむ(4月28日)

梅と樒

彼岸中日過ぎ、花梅と樒(シキミ)が開花しました。

お大師さまの言葉を紹介します。
「質多(しった=心)の萬華、咲(えみ)を含んで諸尊眼を開かん」
「供えた万華は聖衆の心蓮となり、心蓮が人びとに向い、さとりの眼を開かせる」
『高野山万燈会の願文』(『弘法大師著作全集3』p.364f.)